
SUZUME-GUMI
雀組ホエールズ第18回公演
「横浜ヶ国」
作演出 佐藤 雀
2025年12月10日(水)~14日(日)
赤坂RED/THEATER



<お詫び>
初日公演の際、15分遅れての開場、更に20分遅れての開演となってしまいました。お客様の大切なお時間を奪ってしまった形になり深く謝罪させていただきます。原因は、制作準備が大幅に遅れてしまったため、制作全体の命令系統が回らず、お客様へのフォローが悉く後手に回ったことにあります。ご来場いただいた皆様には不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした。 (主宰・佐藤雀)

太平洋戦争で無条件降伏を受入れた日本は独立国とは名ばかりの米国の傀儡国である。また「戦後100年目の2045年に日本が米国に吸収される」ことも決定事項として密約されている。これまでも日本の国政を動かしてきたのは永田町ではなくホワイトハウスだったが、戦後80年を機に米国が俄かに動き始めた。そうとは知らず永田町の腐敗に憤った横浜市長・二俣川たか子は、横浜市を日本から独立、横浜国建国の狼煙を上げる。時の総理大臣がそれを許せば日本が米国に反逆したと思われかねない・・・。国とは何か、独立とは何か、そしてひとの幸せとは何か。2025年の最後に飾る「すずめ版・政治ファンタジー」

棚橋幸代

辺見のり子

村尾俊明

桜井あゆ

永井良

松本藍果

駒田侑香

佐羽英

阪口采香

東瑞輝

小松育海

大和海

須藤慧

坪田実澪

中尾たけ虎

花森八重

戎崎瑠

内藤栞

山下規介

阪本浩之
公演予定日程(開演時刻)
12月10日(水) 19時※
12月11日(木) 14時※/ 19時
12月12日(金) 14時 / 19時
12月13日(土) 14時 / 19時
12月14日(日) 14時
※……終演時、主宰の挨拶・トーク予定
受付開始は開演の45分前から
開場は開演の30分前からとなります。
劇場内ではなるべくマスクの着用をお願いします。
チケット予定料金(全日時指定)
前売り券S席 8,000円(前列指定席・特典付)
前売り券A席 6,000円(自由席)
当日券 6,500円(A席限定)
学生割引 4,000円(A席限定・証明書提示・予約のみ)
高校生以下 2,000円(A席限定・証明書提示・予約のみ)
小学生以下 無料(A席限定・予約のみ)
<お祝い花・差し入れについてのお願い>
本公演につきまして、出演者などへのお祝い花・差し入れのお気持ちがある方にお願いです。
申し訳ありませんが、劇場ロビーの都合上スタンド花はお断りさせていただいております。アレンジ花については受け付けておりますので、ぜひご利用ください。また、出演者への個別のプレゼントは、できるだけ個包装のものをご準備けますようお願いいたします。
ご相談はメールでお伺いいたします。

演劇ポータルサイトこりっちにて
クチコミランキング1位を獲得しました

<観劇後アンケートより>
●小劇場にて楽しい舞台でした。距離が近い。主役の方(棚橋幸代さん)の台詞量が多く、よく覚えられるなぁーと。また政治
的なことも考えさせられ学びになりました。
●佐藤雀さんの伝えたいことが役者さんを通してもれなく伝わりキレたお芝居でした。 しかしこれあり得るかもしれないので仮
説じゃないです。二俣川市長が高市総理に赤いネクタイの東雲がトランプみたいでハマりすぎ。高市さんはお手並み拝見?ト
ランプが茶の湯に日本民族の真髄を感じることは表向きにはないと思いますが命を賭して散っていった歴史は消せないです。
小劇場すごいです。観ている側も酸欠になりました。
●超リアリズムな視点も掘りさげられながら、誰が良いとか悪いとかも考えさせらる表層と、自分事として「あなたにはその覚悟
があるのか」と内省ではすまない突き付けられるものがあり、握り拳をかため、観劇を楽しみながら哲学する、とても得難い時
間でした。大変にありがとうございました!みんな眩しくて素敵でした!余談ですが、ゲオルク·カイザーの戯曲「カレーの市
民」のような一人立つ人間の火が、燎原の炎と広がる革命の火種をフォーカスした舞台も期待してしまう熱量を感じました。
●とっても楽しく日本のことを考える機会になりました!観るたびに沢山の見どころがあって良かったです!
ただ事前支払済だったのに、受付で「8,000円です」と言われたのは悲しかったです。
●ハイスピード、ハイテンションの迫力ある舞台で面白かったです。サナ活若年層に観て欲しい作品でした。
●日本の歴史や地理的リスクも学べる素晴らしい内容でした。場面展開が早く、とても見やすかったです。
<演劇ライター・山田勝仁さまより>
●赤坂RED/THEATERで上演中の雀組ホエールズ「横浜ヶ国」(作・演出=佐藤雀)はコロナ禍以来、約4年ぶりの本公演。
犬猫の殺処分問題や東日本大震災、親族殺人などシリアスな内容を笑いでくるみ、ヒューマニズムの視点を織り込んだ社会派劇団
だが、今回は「大状況」に向けてやや大上段に振りかぶっての脱喜劇。
ある日、週刊ブンシュンが「横浜市が日本から独立」というセンセーショナルなすっぱ抜き報道をする。横浜市の市長・二俣川た
か子(棚橋幸代)は寝耳に水。米軍基地がある座間市や横須賀市は大慌て。基地のおかげで市の財政が成り立っているのに…と。
首相の石瓦一郎(阪本浩之)はといえば、アメリカの顔色を伺うばかりで…。
永田町の腐敗に憤ったたか子は、週刊誌のガセネタに乗じて横浜市を日本から独立させ、横浜国建国の狼煙を上げる。
石瓦とたか子は子どもの頃に日本の未来について語り合った仲で、今こそ時機到来とばかりに「日本の独立」を企てるが、米諜報
機関の東雲タロウ(山下規介)がその前に立ちふさがる。果たして日本独立は成るのか。
物語は迷走気味だが、最後にたか子が「憲法の不戦の誓いこそが日本がこれから世界で独自の位置を占めるための武器」とばかり
に宣言するのは、護憲派の重鎮で憲法9条の会で活躍した作家・ジェームス三木の子息である佐藤雀の矜持。
劇中で「日本国憲法はアメリカの押しつけ」というセリフが頻出するが、ジェームス三木はNHKドラマ「憲法はまだか」で、
GHQの草案提示と日本政府の議論(松本烝治、近衛文麿、幣原喜重郎、吉田茂らが中心)の過程で「押しつけ」の側面と同時
に、憲法研究会案など、日本独自の努力を織り込み、「押しつけ論」を批判している。
ともあれ、国とは何か、独立とは何か、そして人の幸せとは何かという硬派なテーマに挑戦した心意気やよし。
憲法をめぐっては今の若い世代に誤解が広がっているのを見ると愕然とするが、せめてもう一度立ち止まって「憲法と平和」を考
えてほしい。
6月にジェームス三木氏が亡くなったが、今回の舞台で子息の山下規介と佐藤雀が役者と作・演出家として競演するのを知ってい
たならいい手向けになっただろう。棚橋は最近の舞台では珍しく男まさりの政治家を、いつもは男気満点の阪本は気の弱い首相を
それぞれ嬉々として演じた。桜井あゆが一瞬で場をさらうのはさすが。
ほかに辺見のり子、村尾俊明、永井良、松本藍果、駒田侑香、佐羽英、阪口采香、東瑞輝、小松育海、大和海、須藤慧、坪田実
澪、中尾たけ虎、花森八重、戎崎瑠、内藤栞。1時間45分。12月10日~14日。