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雀組ホエールズ第回公演

「ありふれた愛、ありふれた世界」

作演出:佐藤雀

テーマ曲:青木リョータ「てのひら」

2016年6月8日(水)~20日(月)

池袋シアターグリーン BASE THEATER

演劇ポータルサイト「こりっち」にて

​「観たい」週間ランキング1位獲得しました

「観てきた」週間ランキング1位獲得しました

​「注目公演ランキング」月間ランキング1位獲得しました

​ありがとうございます

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照明

音響

舞台美術

舞台監督

宣伝美術

スチール

映像製作

​宣伝映像

制作

林高士

木下勝哉

たにがきいくこ

川崎耕平

ダブルパーマ

堀越新治・石崎五義雄

フルスコア

​美里悠茉

岩間麻衣子

出演

 

絵川杏奈 棚橋幸代

 

持永雄恵 ぽんず

 

鈴木ゆか 松村美生子

御 麿 斉藤みのり

岩本晋奈 岡 遼平

 

蝶 羽

 

阪本浩之

出産は人生の大きな喜びの一つでしょう。

生まれてくることはそれだけで奇跡です。

でも忘れてはいませんか。

赤ちゃんは授かるものだということを。

命そのものが尊いものであるということを。

僕たちの望みなんかより、もっともっと大きな愛に抱かれて

赤ちゃんが生まれてくることを。

この作品は雀組脚本担当が体験した思いを元に作りました。

6月08日(水)

6月09日(木)

6月10日(金) 14:00

6月11日(土) 14:00

6月12日(日) 14:00

6月13日(月)

6月14日(火) 14:00

6月15日(水) 14:00

6月16日(木) 14:00

6月17日(金)

6月18日(土) 14:00

6月19日(日) 14:00

6月20日(月) 14:00

 

19:30

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18:00

開演前オープニングアクト

出演:青木リョータ(夜公演のみ)

※お早めのご入場をお奨めします

料 金

(テーマ曲入りミニCD付き)

 

4000円(事前振込は5/31までの予約)

4200円

4500円

5500円(予約のみ/限定販売)

2000円(予約のみ/学生証提示)

3500円(予約のみ/10日までの公演)

 

事前振込

当日清算

予約外

VIP席

高校生以下

前半割引

地図をクリックすると詳細情報が出ます

日刊ゲンダイ6/17に掲載いただきました

協力

 

御麿プロダクション

ユニビジョン

寺子屋俳優訓練所

アスタリスク

劇団Q+

六本木香和花魁座

ワルプルギス

storydancegroupTAO

ステージハットリザウルス

フルスコア

カルテットオンライン

こりっち舞台芸術!

プリントパック

vukkake international

放課後等デイサービスKOKOZO南青山

 

お詫び:

当日パンフレット内で「知的障害」と「精神障害」を混同した表現をした文章を掲載してしまいました。もし不快に感じた方がいらっしゃいましたら大変申し訳ありませんでした。

 自衛権を行使し「国際協力隊」を立ち上げた総理大臣の娘が某国で捕らわれた。さて総理は・・・(15年「稚拙で猥雑な戦争劇場」)、殺処分を待つ犬が突然人間の言葉を話し始め・・・(15年「イヌジニ」)といった社会性の強いテーマを笑いでくるんだエンターテインメントが身上の劇団の新作。

 今回のテーマは「共生」。取り上げた題材は演劇界ではまれだ。

 2組の夫婦。明神修一(持永雄恵)・今日子(棚橋幸代)、織部浩二(ぽんず)・麗子(絵川杏奈)。今日子と浩二は姉弟。偶然にも同じ日に妻が出産を迎える。しかし、麗子の赤ちゃん「愛」と違い、今日子の赤ちゃん「世界」はダウン症児として生まれる。「なぜ自分だけが不幸に・・・」と現実を受け入れることができない今日子。妹・明日香(斉藤みのり)、祖母(松村美生子)にも疎ましがられる「世界」。しかし、今日子の絶望が極まった瞬間、雷に打たれたように、今日子と麗子の心が入れ替わる。そして「愛」にも苛酷な運命が・・・。

 実際にダウン症のお子さんを育てたという作・演出の佐藤雀の体験から、当事者でしかわからない家族、親戚のあつれきがリアルに描かれる。だが、単なる告発、啓発ではなく、登場人物たちのおかしくも切ない姿から、人間の幸不幸とは何かを浮かび上がらせる。

 カウンセラーとして登場する実際のニューハーフ・蝶羽の「障がいはちょっと重い荷物を持って歩いていくのと同じ」という台詞も説得力がある。「予定調和」を排した結末に作者の思いの深さがうかがわれる。

 笑って笑って最後にホロリ。笑いとシリアスのバランスが鮮やか。

 棚橋と絵川が、複雑に葛藤する若いママの心理を好演。物語をひっかき回す"トリックスター”として登場する長兄・弘一を演じた阪本浩之のひょうひょうとした中に一本芯の通った演技が絶妙。青木リョータの歌うテーマ曲「てのひら」も心に響く。

 20日まで、池袋・シアターグリーンBASETHATER。

 

演劇ジャーナリスト・山田勝仁

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